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頭の中はゲームでいっぱい

カードヒーロー、カードコンプしたので感想

先日の台風すごかったね。電車にはすぐ乗れたものの、ゆっくり走行に途中停車と乗ってからが長かった。まあ僕にとっちゃ3DSタイムが長くなるだけなんだけどね。
で、その時間でカードヒーローやってカードコンプした。ホワイトマスターのトーナメントで一気に稼ぎ、最後はエルゴマでシニアルール2ターンキルという美しい締め。
このゲーム、通信しなくてもカードコンプできるようになってるのがいいね。通信はおもしろさを足す要素になってもおもしろさを引く要素にはなっちゃいけないよねー。
それにオリジナルのカードゲームだけあってチュートリアルが丁寧でいいね。カードゲームはポケモンカードを小学生の頃やってた程度であんまよく知らないけど、実際のカードゲームは何十枚もカードを用意して初めて対戦ができるようになるから、おもしろいのかどうかわからないのにお金をかけなくちゃいけなくて手が出しにくいところがあると思う。しかもその準備ができても手元にあるのは価値がわからない何十枚ものカード。これで対戦して果たしておもしろいと思えるのかどうか…*1
カードヒーローのチュートリアルで衝撃的だったのは、ルール説明の中で山札の説明が一番最後にあるところ。最初は数枚の手札とそこから場に出したカードだけで模擬戦をしてルールをひとつずつ覚えていくという流れ。山札のないカードゲームって聞いたことがないけど、そんなのでもカードヒーローの流れを体験することができる。

  1. 手札からモンスターを場に出す
  2. 場に出したモンスターで相手モンスターを倒す
  3. 相手モンスターを倒して自分のモンスターをレベルアップ
  4. レベルアップすると相手マスターを攻撃できる

そして相手マスターを倒せば勝ち。ルールが複雑になっても基本これを繰り返すだけ*2。複雑なことでも分解してひとつずつ見ていけばわかりやすくなるという好例だと思った。
ここですげーなーって思ったのは少しのカードで重要な流れを説明できてるところ。説明に使うカードのセレクトによっては即クソゲー判定されかねないだけに、最新の注意を払って作られたんだろうと思う。自分の使えるカードバリエーションは常に相手以下になってるところとか。
こんなふうにルール解説が見事なんだけど、カードゲームを楽しむにはルールを覚えるだけでいいかというとそうではなくて、頭に入れておくことがたくさんあると思う。カードの使い方の定石とか、注意すべきカードと大切にすべきカードとその優先順位とか、デッキによって変わる攻め方のバリエーションとか、そういう感覚がわかってきて初めて醍醐味が味わえるようになる。
これをカードヒーローではどうしているかというと、魅力的なストーリーで導きながらいろんなキャラクターと対戦することで勝負の感覚がつかめるようになっている。大ダメージを与えるマジックカードを切り札にしている「サンダーすぎやま」やインチキで速攻する悪役のようにデッキコンセプトがわかりやすい相手が多くて、いろんな戦法を体験することができる。しかも勝った後デッキの中身を全部見て一枚もらうことができる相手も何人かいるので、デッキの組み方まで参考にできてしまう。こんなのコンピュータゲームならではだよね。
こんな感じでストーリーのある部分がほとんどチュートリアルみたいな位置づけで、エンディング後の自由に対戦やカード購入ができるようになってから本番と言ってもいい。チュートリアル終えたけどしっくりこないなんてこともあるかもしれないけど、エンディングで一区切りはつくからすっきりやめられるのがまたいいね。ポケモン式。
というわけでカードヒーロー超おすすめ。

*1:ここらへん最近のポケカ見てるといろいろ工夫してるのかなーとか。

*2:なのでこのプロセスを1,2個飛ばせる速攻系が強い。